先週の謎のじんましんに引き続き、たろーは滝のような鼻水が原因の発熱で本日保育園を休んでいます。
日曜日に38.7度まであがりましたが、普段よりはきつそうにしているものの遊んだり食事したりする元気はあったので、解熱の座薬は使用せず鼻水を抑える薬だけで頑張ってもらっています。
5月中旬に私の服薬都合で断乳をするまで熱らしい熱を出したことがなかったのですが、断乳後1ヶ月経った6月中旬頃から鼻水やら熱やらよく風邪をひくようになりました。
たろーの人生初の熱は手足口病でした。
今月前半のブログにてプール熱について紹介しましたが、プール熱同様、手足口病がどのような症状が出るのか全く知らずでした(恥)
先週、国立感染症研究所が発表した報告では、「依然高い水準にはあるものの流行のピークを過ぎた可能性がある」とニュースで報じられています。
まだ保育園でも手足口病になっている子がいるそうなので、改めて手足口病がどういった症状が出るのか復習しておきたいと思います。
手足口病はどうやって感染するの?
手足口病はプール熱やヘルパンギーナと同様、夏風邪の一種です。
くしゃみなどでの飛沫感染、タオルの共有などによる接触感染、便から排出されたウイルスが体内に入り感染する糞口感染によって感染します。
手足口病のウイルスはたくさんあり、主にコクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスで、その他にはコクサッキーウイルスA6(CA6)、A10などがあるので、1回かかっても違うタイプのウイルスにかかると何回でもかかります。
乳幼児がよく発症し、保育園や幼稚園などの集団生活や兄弟姉妹で感染します。
大人も感染し、大人は重症化しやすいそうです。
5月から増えはじめて7月下旬にピークを迎えますが、1年中活動しているので流行が去った後も手足口病にかかる可能性もあります。
手足口病はどんな症状?
潜伏期間は3~6日です。
口の中、手のひら、手の甲、足の裏、足の甲、膝の裏、足の付け根などに発疹や水疱の症状が出てきます。
また、お尻や全身に広がるものもあったり、1箇所だけだったり、ほかの部位にもでたり、ケースによって異なりますが、かゆみを伴うことはほとんどありません。
口の中は軽い痛みを感じることもあり、食べ物の刺激によって水疱が破れるとさらに強い痛みを伴うことがあります。
最初に口の中に痛みを感じるケースが多く、半日から2日後に手足に発疹が出てくることが多ようです。
熱は約3分の1に見られ、38℃以下のことがほとんどで発熱しない場合もあります。
通常は3~7日で症状が消えてなくなりますが、腸内に潜伏しているので完治まで1ヶ月くらいかかります。
稀にウイルスによっては、髄膜炎や脳炎などの中枢神経系の合併症などを起こすこともあるそうです。
受診は小児科?皮膚科?
小児科を受診。
手足口病は約90%は5歳くらいまでの幼児が占め、そのうち2歳以下が半数を占めています。
素人目には水疱瘡と間違えやすい発疹や水疱の症状も、小児科医が診ればすぐに判断がつくそうです。
登園・登校可能な手足口病
手足口病は感染力が強いものの、「出席停止」の対象ではありません。
幼稚園や保育園などに登園、登校できます。
手足口病が出席停止の対象ではないといいつつも、幼稚園や保育園、医師によっても登園、登校の判断基準が違うようです。
まずは医師の診断のときに確認し、医師の許可が出たら幼稚園や保育園に確認をするとよいでしょう。
たろーの通っている保育園では、「発疹の症状が出ていても、熱がなく元気で食事ができている」プラス、医師の口頭許可が出ていれば登園しても良いとのことでした。
手足口病の治療は対処療法
手足口病に直接効く薬はないので、発熱のときには解熱剤、痛いときに鎮痛剤といったように症状に合わせて処方されることが多いようです。
家での看護
まず第一に脱水症状に注意。
口の中が痛いと水分や食事を取りたがらなくなって、脱水症状を起こしやすくなります。
意識的に白湯(湯冷まし)や水を飲んで水分補給をするようにしましょう。
また、口の中に痛みを感じているときには、食事は酸味のあるものや甘味の強いもの、熱いものや冷たいものはさけて、薄味で柔らかいおかゆやポタージュスープなどがオススメです。
赤ちゃんの初期の離乳食くらいが食べやすいようです。
お風呂は無理に入らなくても大丈夫です。
もし熱があっても元気ならば、体力の消耗も少ないシャワーで汗を流すくらいがオススメです。
手足口病の予防法は?
手足口病の予防は、手をよく洗うことです!!
タオルは同じものを使わないようにして、自分専用のものを用意しましょう。
また、便から2週間~4週間ウイルスが出るそうなので、オムツ交換をする頻度が多いお母さんや家族の人は二次感染に気をつけて、便の取り扱いには細心の注意を払いましょう。
オムツ交換のときには予防策として、マスクをしたり手袋をしたりするといいかもしれませんね。
大人の手足口病
手足口病は大人も感染し、大人は重症化しやすい傾向にあるそうです。
約3分の1が40度近くの高熱を出します。
さらに、かゆみが出て、1~2ヶ月後に爪が剥がれてしまうこともあります。
さいごに
たろーの手足口病は熱は最高で38.5度でしたが、手のひらと足の裏の発疹で、口の中に発疹が出ることはかったので食事も取れました。
しかし、BCGの予防接種の痕に発疹が出ていたので、手足口病と診断されたものの一時は川崎病が疑われていて、自宅で様子見となりとても心配しました。
お陰様で川崎病ではなかったのですが、このときのことを後日ブログでおはなししたいと思います。